横浜主真理教会での過ごし方を切り口とした、会員のインタビュー企画「サードプレイスでの過ごし方」。2人目は横浜主真理教会に所属しながら、日本全国の社会人会員たちのサポートを行う福良碧さん(30)。横浜主真理教会でのHOTな過ごし方について話を聞きました。
月に1度はラジオパーソナリティー
ー全国の社会人会員のサポートとはどんな活動を?
月に1回、社会人会員向けのラジオパーソナリティーみたいなことをやっています。「ライトな感じで、もっと御言葉を聞きたい」という会員の声を受けて始まった企画です。
約1時間zoomを繋いで、参加者は全員顔出しせず、ラジオのように気軽に楽しめるようにしました。前半は御言葉、後半は事前に社会人の皆さんが送って下さったお便りのお返事をします。「寝つきが悪いんですけどどうしたら良いですか」とか「仕事の中で成長を感じられないのですが成長って何ですかね」とか、内容はライトなものからヘビーなものまで何でもありですね!
もう1人の男性パーソナリティがいつも面白い観点で回答してくれるので、私自身も楽しくやっています。
苦手なスポーツを導く立場に
ー碧さんは2年前に横浜主真理教会に転籍されましたね。以前の教会ではどのように過ごされていましたか?
はい。最初は大学のあった大阪の教会に通っていて、社会人になってからは東京、名古屋、神戸と転勤があったのでそれに合わせてその都度近くの教会に通っていました。そこで初めて聖書を読む人たちに基本的な読み方を教えたりしていました。
ー今までで1番印象的だった活動や使命はありますか?
神戸の教会で週1回やっていたバレーボールの使命を任されたことです。運営から技術的な指導までやっていたんですけど、私、ほんとーーーに運動が苦手で(笑)。どれくらい苦手かと言うと、体育の授業で持久走やるじゃないですか。そこで学年ドベを取るくらいだったんです。だから中学は持久走がないところを選んでいたし、部活も合唱部で運動とは無縁の生活をするようにしていました(笑)。そんな私に!やる人がいないからと言う理由でキャプテンの話が回ってきたんです。
ーよく引き受けましたね…
牧師先生はスポーツの時間を「神様に捧げる礼拝だ」と教えてくれました。自分のために運動するのではなく「健康な体を下さったことに感謝して、栄光を帰しなさい」と。それで引き受けました。
一応苦手なりに自主練習したんですけど、正直技術はそこまで伸びなくて(笑)でもバレーという実践の場所を通して、今の自分の状態を知ることができました。例えばボールをお互いに走りに行ってぶつかって取れなかった時は「自分は何かでしゃばりすぎてしまっているところがあるんだな」とインスピレーションを受けたり。牧師先生は「『このようにこうだ』と悟りなさい」と仰り、スポーツを生活に置き換えて考えるんです。なので、生活に関する悟りのプレゼントをたくさん受け取ることができました。
神様のためにやったことは、必ず返ってくる
ー以前は大手企業で勤務されていたと聞きました。
Eコマースの会社で新規開拓の営業職をやっていました。それまでは教会や聖書の観点からしか社会を見たことがなかったのですが、仕事で経営者や会社の社長さん達の話を聞くことで、そういう人たちの視点や考え方を学ぶことができたことは今も財産になっています。
あとは、営業ならではですが顧客の心に刺さる提案をするために必要なヒアリング力と提案力を学んだこと。これは今の教会の仕事にも役立てることができた経験でしたね。
ー教会の使命との両立はどのように?
私の場合1番力を入れたい分野は教会のことだったので、大手で働いていた時はかなり割り切って仕事をしていました。いかに効率よく結果を出すかが最優先でした。でも教会の仕事は逆です。自分が苦手なことだったとしても人手が足りなければ小さいことから大きいことまでなんでもやるようにしています。
世の中の仕事って100やっても40くらいしか返ってこないじゃないですか。努力が報われなことなんて山ほどある。でも牧師先生は「神様のためにやったことは100やったら120、それ以上で必ず返してくれる」と仰いました。やっぱり”神様のためにやること”にやりがいを感じるんです。
恵まれた自分だったからこそ、何か返したかった
ー教会に通うようになったきっかけは?
大学1年生の時に、学校が主催するプレゼンテーション大会に出場したんです。テーマは「自分の夢について」。当時の私の夢は「私も幸せになって、他の人も幸せにする。そうやって幸せの連鎖を作りること」でした。そこで話した内容を同級生が褒めてくれたんですよ。その子は既にCGMの教会に通っている子で、色々話していくうちに「私も聖書を学べば自分の夢を叶えられるかもしれない」と思うようになったことがきっかけです。
ーなぜ「幸せの連鎖を作りたい」と考えるように?
小学生の時に読んだ『世界がもし100人の村だったら』という本に感銘を受けたんです。貯金を持てて、字が読める、いやがらせにおびえず、殺戮の心配なく生きていけることは、100人中ほんのわずかな人たちしかできないと書いてありました。それで「これ、私のことだ!」と思ったんですよね。親の愛情もたっぷり受けて、経済的にも安定していたので、小学生の頃から「自分は恵まれている」という実感がすごくありました。たくさんのものを受けているから、それを返したいと思いました。
自分も相手も大切に
ーリフレッシュ方法は?
私にとってのストレスは「やるべきことが終わっていない状態」なので、パソコンと聖書を持ってカフェに行き溜まった仕事を片付けるのが1番のリフレッシュです。カフェは正直どこでも良くて。とにかく家じゃない別の空間に行くことで、そういうモードに入るようにすることが大事なんです(笑)ほぼ毎日行ってますね!
ー最後に「あなたにとって教会とは?」
「愛を与え合う場所」です。神様と一緒に教会に通う兄弟姉妹たちに愛を与え、私も愛を受け取る。そうすることで、良い相乗効果が生み出されていく場所です。沢山のものを神様が家族や環境を通して与えて貰っていた私にとって、それにお返しできる喜びが本当に大きいです。
私自身はもちろん、教会の会員みんなが「自分は貴重な存在だ」と思ってくれたら良いなと思います。
碧さん、本日はありがとうございました!
ありがとうございました!