ボランティア団体「横浜ブルーバード作戦」は9月23日、横浜市瀬谷区でゴミ拾いボランティアを行いました。
コロナ禍経て3年ぶりに始動
「横浜ブルーバード作戦」とは、2018年に発足した横浜主真理教会主催のボランティア団体。ブルーバードはカワセミをイメージしています。
青い宝石と呼ばれるカワセミは、綺麗な水辺にしか生息しません。そんなカワセミが住める綺麗な環境・美しい世界を目指して、横浜市内でボランティア活動をしています。
そんな横浜ブルーバード作戦は2020年以降コロナ禍のため活動休止。今回は「World Cleanup Day 2023」に合わせて、3年ぶりの活動となりました。
幅広い世代が参加
参加者は教会の有志や初めて参加される方など計13人。大学生から子ども連れの方まで幅広い世代が集まりました。
当日は瀬谷駅の北口広場で集合し、はじめにルート説明や清掃用具の配布などオリエンテーションを行いました。
その後は瀬谷駅周辺、境川沿い、横浜主真理教会周辺の大通りなどでゴミ拾いをし、合計8袋のゴミを回収しました。
特に多かったのは空き缶やペットボトル。参加者の1人が「資源の価格が高騰していて、資源ゴミが高値で取引される」という豆知識を披露すると、「ゴミだと思い捨てる人もいれば、宝だと思い買う人もいる。考え方次第でモノの価値が決まってしまうんですね」と感心する声があがりました。
ゴミ拾いをしていると、近隣住民の方々から「えらいね」「ありがとう」と温かい声をかけていただくことも。参加者のミッキーさんは「ちゃんと見ていてくれるんですね。お世話になっている地域の方々に恩返しできて嬉しいです」と笑顔を見せました。
見えないところに大量のゴミが
普段から利用している場所でも、見えないところに多くのゴミが見つかりました。
大通りではひとつの植え込みの中から10個以上の空き缶を発見。一見綺麗な場所に見えても大量のゴミが隠れている現状に気づき、考えさせられる時間になりました。
主催の1人である光さんは、「少しでもゴミがあると皆どんどん捨ててしまうので、細かいところでも綺麗に清掃したり、ゴミ拾いの様子を見せるだけでも効果があります。今日の活動は小さなことではなく、大きな実を結んでいく活動になるでしょう」と意義を語りました。
おわりに
およそ3年ぶりの活動となったゴミ拾いボランティア。近隣住民の方々の温かさにふれつつ、楽しく学びのある時間となりました。
これからもゴミ拾いボランティアを定期的に実施し、この場所をくださった神様に感謝をあらわし、近隣住民の方々への恩返しをしていきます。