横浜主真理教会での過ごし方を切り口とした、会員のインタビュー企画「サードプレイスでの過ごし方」。1人目は礼拝の音響や、照明、映像の配信など全般を行う「通信・配信使命」として、教会を支えてくれている多田真司さん(38)。横浜主真理教会でのHOTな過ごし方について話を聞きました。
高専出身の生粋のエンジニア
―教会では通信・配信使命を担当されていますね。
通信・配信使命者は教会の役割の中でも専門的な知識が必要になります。僕も実際、仕事ではシステムエンジニアをしていますし。なのでどうしても自分の持っている知識や技術に頼りがちになるんですけど、僕はあまりそういうタイプではなくて。とにかく神様に祈ればどうにかなる!みたいなマインドでやってます。
またこの教会には韓国語の通訳者が所属しているのも大きな特徴の1つです。韓国と礼拝をつなげる時は、ここから日本全国に通訳の音声を配信しなければいけませんから、その責任感や緊張感は感じますね。
―専門的な知識は「高専」で学んだとか。
はい、ベースになる知識は生まれ育った石川県にある石川工業高等専門学校で学びました。いわゆる「高専生」ですね。学科は電子回路やプログラミングなどを扱うところでした。
エンジニアなんかを育成する5年制の専門学校で、男性がかなり多かったです。男女のいざこざがほとんどありませんでした。そういう意味では守られた環境だったかもしれませんね(笑)
使命を通して苦手を克服できるように
―通信・配信使命を始めたきっかけは?
教会で「○○やろう!」と話が出ると「やります!」と言って何でも挑戦するタイプで、特に学生時代は時間にゆとりもあったので、神様に栄光を帰すチアダンスをやったり、学生会員をまとめるリーダーをやったり何でもやっていました。その中の1つが通信・配信の使命で、それだけは現在も続いていますね。
―使命のやりがいは?
僕は人付き合いが苦手なので、正直機械との方が上手くやれたんですよね(笑)なので、一緒に配信の使命をしている仲間とぶつかった経験が多くあります。意思疎通が上手く取れなくて、協力してやらないといけないのに冷え切った関係になってしまって…。
それで神様に仲良くできるようにお祈りしました。自分が変わらなければいけないことを御言葉で教えて下さったり、状況を変えて下さって今は関係が修復されるようになりました。神様は使命を通じて僕の苦手なことを克服できるようにもして下さるんだなぁと実感して、それがやりがいにも繋がっています。
神様の愛が仲間への信頼に
ーいつから教会に?
高専卒業後、神戸の大学に3年次編入した時です。漠然とですが成功したい、成長したいという思いがありました。それで自己啓発本を読んだり、バイトや複数のサークル活動に打ち込んでいたんですけど、週に1回通っていたサッカーサークルだけ「他のコミュニティと違うな」と感じていたんです。
まず言葉が違いました。僕が読んでいた自己啓発本に書かれているような内容がサッカーの休憩時間に飛び交うんですよ。さらに言葉だけではなくそれらを実践していました。そういう人たちに僕は初めて出会ったんですよね。その中でも1番仲が良かった先輩がクリスチャンだったことから、教会に通うようになりました。
でも実は、教会に通い出した頃は自分にとって辛い時期でもありました。家族が病気になったり、受験勉強のプレッシャーに押しつぶされそうな経験が尾を引いていたり。色んなことを無理やり頑張っていた時期で気が抜けなくて、弱音を吐いたら終わりだなって思ってました。教会でもそんな精神状態だったと思います。
―変化したきっかけは?
ある日、教会会員の1人が誕生日だったのでみんなでお祝いしようという話になって。そしたら、凄く忙しくしている社会人の1人が前日に徹夜でケーキを作ってきたんですよね。もう本当にびっくりしちゃって。普通そこまでします?できないじゃないですか。
それで、この人のこのエネルギーはどこから来るんだろうって思って。神様の愛を知っているから出来ることなんだなと思ったら、安心して自分のことも話せるようになりました。そうやって一緒にいて楽な関係に変化していきましたね。
日本CGMの土台作りを
―これから頑張りたいことは?
教会を超えて、日本中の会員たちが使っている御言葉サイトの管理や整備に力を入れていきたいです。
正直僕よりももっとエンジニアとして技術や知識がある人は山ほどいます。でもある日の御言葉で「信じてやりなさい」と仰った時がありました。その時に「ああ、これは僕が頑張らないといけないんだな」って悟ったんです。それからはチマチマとですが、日本CGMの土台作りだと思って頑張っています。
―最後に「あなたにとって教会とは」
”本当に信頼をおける人たちがいて、自分を大切に思ってくれる場所”ですね。僕たちはそれを祈りで表現したりするじゃないですか。誰かのために祈ってあげて、祈ってもらえる。そういう環境ってほかにはないんじゃないかな。
―本日はお忙しい中お時間いただき、本当にありがとうございました!
ありがとうございました。